丈夫窯は1982年、
職人として永年釉薬の研究を続けてこられた先代の故加藤丈夫先生が開窯され、
美術工芸品を中心に美しい作品を制作されてきました。
 
現在の当主加藤丈尋先生は独自の感性で生み出された作品を世界に発信され、
国内だけでなく海外からも高い評価を受けられています。
 
青・緑・黄の三色の釉薬が窯の中で溶け合ってできる、美しいグラデーションの
京三彩。
 
それに釉裏染付(ゆうりそめつけ)技法を用い、硝子質に輝く釉薬から美しく透ける、墨絵のような風合いを生み出す表現方法は、丈夫窯のオリジナルです。
 
赤い釉薬で焼き上げた紅彩(こうさい)、京緋(きょうひ)なども代表的な作風です。
また伝統的な金銀彩や色絵の逸品も制作されています。